・Webライターの収入はどれくらい?
・Webライターは稼げないって聞いたけど…
・フリーランスになりたいけどWebライターだとキツい?
フリーランスのWebライターとして活動しています!
今回はこんな疑問を解決できる記事を書きました!
- 本記事の内容
・Webライターは約60%が年収400万円万
・専業Webライターは月50万円超えも多い
・専業Webライターの収入実例
・Webライターが収入をアップさせる秘訣7選
これから副業を始める方や、フリーランスを目指す方のなかには、仕事選びの選択肢としてWebライターを検討している方も多いでしょう。
Webライターはパソコンとネット環境さえあれば始められるので、参入障壁が低いビジネスです。
しかし「Webライターは稼げない」と耳にすることも少なくありませんよね。
そこで、この記事ではWebライターのリアルな収入を紹介します!
結論として、Webライター1本で生活することは可能です。
実際にぼくもWebライター1本で生活しています。
ただ、稼げていないWebライターが多いのも事実。
この記事を参考に、Webライターのリアルを把握しておきましょう。
収入アップの秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Webライターは約60%が年収400万円万という現実
一般社団法人プロフェショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の調査によると、Webライターは約60%が年収400万円未満です。
参照:一般社団法人プロフェショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
さらに、ボリュームゾーンは32%を占める200万円未満です。
え、少なくない?
と、感じた方も多いかもしれませんが、この情報だけで「Webライターは稼げない」と捉えるのはおすすめしません。
この調査は個人事業主だけでなく、月の平均勤務時間が60時間未満の「すきまワーカー」も対象になっているからです。
副業や片手間でWebライターに取り組んでいる方も含まれるので、年収が下がるのは当然ですよね。
Webライターはパソコンとネット環境があればすぐに始められるので、多くの方が参入する結果、全体的な平均年収が低くなると考えられます。
あくまでもぼくの感覚値ですが、専業Webライターは年収400〜600万円の層が多いかと!
ちなみにぼくが独立して、初めて丸1年Webライターとして活動した年の年収は約360万円でした。
Webライターの収入は文字単価で決まることがほとんど
Webライターの収入は大きく3つに分けられますが、文字単価で決まることがほとんどです。
単価の決まり方 | 内容 |
---|---|
文字単価 | ・1文字あたりの単価が設定される 例:文字単価2円 |
記事単価 | ・文字数に関係なく1記事あたりの単価が設定される 例:1記事1万円 |
時給単価 | ・稼働時間によって報酬が変わる 例:時給1,000円 |
クラウドソーシングなどの募集でも、ほとんどが文字単価なので「文字単価×文字数」で収入が決まると考えましょう。
5,000文字の記事執筆案件を文字単価2円で受けた場合、収入は1万円です。
たまに記事単価の案件もありますが、目安の文字数が決まっているケースが多いので「記事単価÷目安文字数」で、おおまかな文字単価は計算できますね。
ちなみに、時給単価の場合、稼働した時間は自己申告であることが多いです。
え、それなら盛って伝えれば収入が増えるのでは…
こう考える人もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
クライアントは記事執筆にかかる大まかな時間を把握しているので、明らかに稼働時間が多いと、次回から依頼されなくなります。
ちなみに、文字単価の目安は以下のとおりです。
経験 | 文字単価 |
---|---|
初心者 | 0.1〜0.9円 |
経験者 | 1〜2円 |
中・上級者 | 2〜5円 |
文字単価が1円を下回る案件は、なかなか稼げずに疲弊してしまいます。
初心者の方は、なるべく早く文字単価1円の案件を取ることを目標にしましょう。
Webライター初心者の収入目安
稼働時間や単価によって収入は異なりますが、副業で取り組む場合の収入の目安は3万円程度と考えましょう。
収入の内訳は以下のとおりです。
・文字単価:0.8円
・文字数:5,000文字
・本数:8本(週2本)
【収入】0.8円×5,000文字×8本=32,000円
会社員の場合、週に2本(平日に1本、休日に1本で)であれば、現実的に取り組めるでしょう。
休日も働いて月3万か…
このように感じるかもしれませんが、実績を増やして文字単価の高い案件を獲得できれば、同じ作業量でも収入は増えていきます!
たとえば、文字単価2円で仕事を取れた場合、
2円×5,000文字×8本=80,000円
と、なります。
Webライターは慣れてくると1時間あたり1,500〜2,000文字程度の文字数を書けるようになるので、時給に換算すると3,000〜4,000円ですね。
副業で月5万円を稼げる状態になると、独立して月20〜30万円も十分に狙えます!
専業Webライターの収入実例
この記事を書いているぼくは、2021年2月から副業でWebライターを始めました。
初案件の文字単価は0.4円で、時給換算すると300円ほどでした。
そこから半年で月5万を稼げるようになり、フリーランスとして独立。収入は均すと月50万、アッパーで80万弱です。
「Webライターは稼げない」ともいわれますが、未経験からでも暮らしていけるだけの収入は十分に得られます。
ここからは具体的にイメージできるように、ぼくが携わっている案件や収入の内訳をお伝えします。
携わっている案件
ぼくが携わっている案件は、9割型不動産ジャンルです。
もともと不動産の営業をしており、宅建などの資格を持っていたからです。
不動産ライターは以下のような企業から依頼を受けて、記事を執筆します。
・不動産仲介会社(いわゆる街の不動産屋)
・不動産開発会社(デベロッパー)
・不動産買取会社
・ハウスメーカー、工務店、リフォーム会社
・不動産クラウドファンディング会社
・金融機関
・税理士事務所
・司法書士事務所
・転職エージェント
不動産の売主に向けた記事がメインで、最近では不動産投資(クラウドファンディングなど)の記事も多く執筆しています。
不動産は大きな金額のお金が動く業界であり、利益率も高めです。
そのため、Webライターに支払う費用(広告費)も高めに設定されている傾向にあります。
ぼくが受けている記事の文字単価は5円程度ですが、さらに高い単価で受けている人もたくさんいらっしゃいます。
不動産ライターに興味がある方は、以下の記事を参考にしてください!
仕事内容の内訳
月5万〜月50万稼いだときの内訳は、以下のとおりです。
収入 | 内訳 |
---|---|
月5万 | ・不動産記事①:文字単価2円×2,500文字×4本=2万円 ・不動産記事②:文字単価1.5円×5,000文字×2本=1.5万円 ・転職記事:文字単価1.5円×5,000文字×2本=1.5万円 |
月20万 | ・金融記事:文字単価2円×5,000文字×8本=8万円 ・不動産記事①:文字単価2円×5,000文字×7本=7万円 ・不動産記事②:文字単価3円×4,000文字×5本=6万円 ・不動産記事③:文字単価2.5円×6,000文字×1本=1.5万円 |
月50万 | ・不動産記事①:文字単価5.5円×5,000文字×7本=19.2万円 ・不動産記事②:文字単価4円×5,000文字×3本=6万円 ・不動産記事③:文字単価4円×2,500文字×3本=3万円 ・不動産記事④:文字単価3円×4,000文字×6本=7.2万円 ・Kindle編集:文字単価6円×25,000文字×1本=15万円 |
月80万弱稼いだ月は、上記に加えてディレクションで30万円ほど上乗せになりました。
ディレクションとは、ディレクターとしてWebライターとクライアントの間に入る役割です。
具体的には、Webライターへの発注や記事の修正などを行います。
現在では執筆とディレクションを4:6くらいの割合で行っています。
もちろん毎月安定している訳ではありませんが、どうにか会社員時代の年収を超えられるようにはなりました。
Webライターのなかには月100万以上稼ぐ方もたくさんいますが、その多くがディレクターのポジションを担っています。
Webライター単体としての収入は50〜60万くらいをアッパーに考えておくのがおすすめです。
Webライターが収入をアップさせる秘訣7選
Webライターのリアルな収入についてお伝えしました。
ここからは、Webライターが収入をアップさせるための7つの秘訣を紹介します。
①文章力を鍛える
②ポートフォリオを充実させる
③ひらすら時間を投下する
④継続案件を取る
⑤専門性を武器にする
⑥単価の低い案件は受けない
⑦チームを組む
それぞれについて見ていきましょう!
①文章力を鍛える
当然ながらWebライターは「文章のプロ」として仕事を依頼されます。
質の高い記事を書き、クライアントさんに満足してもらうためにも、文章力を鍛えましょう。
とはいえ、どうやったら文章力を鍛えられるの?と、疑問に感じている方も多いはず。
おすすめなのは以下の方法です。
・本を読む
・YouTubeを見る
・有名ブロガーの記事を読む
・添削を受ける
Webライティングに関する書籍やYouTubeを見ることで、文章の書き方を学べます。その知識を持って有名ブロガーの記事を読んでみましょう。
有名ブロガーが書く記事は、まさにWebライターが参考とするべき文章です。
本やYouTubeで学んだ知識が、具体的にどのように文章に活かされているかを見てみましょう。
また、最もおすすめなのは「添削を受けること」です。
自分が書いた文章を添削してもらうことで、何が足りなかったのかがわかり、文章力がアップします!
でも誰に添削してもらえばいいの?
おすすめなのは2つです。
・実際に案件に挑戦してみる
・添削サービスを活用する
案件に挑戦してクライアントからフィードバックをもらうのが1番です。
緊張感を持って取り組めるので、成長するうえに、お金までもらえます。
初心者ライターさんでも受けられる案件は豊富にあるので、案件を探してみましょう。
もし、案件に挑戦するのが不安な場合は、添削サービスを利用するのもおすすめです。
ココナラなどを利用すれば、該当のサービスがたくさん見つかりますよ。
②ポートフォリオを充実させる
ポートフォリオとは、自分の作品集のことです。
クライアントはWebライターのポートフォリオを見て、その人の実績やライティング力を判断します。
ポートフォリオが充実していれば、クライアントも安心して依頼できるため、より高単価で案件を受注できるという仕組みです。
でも、実績が少ないのにどうすればいいの?
初心者のWebライターさんは、自分のブログをポートフォリオにしましょう!
自分のブログで記事を書くことで、それが実績になります。
金融系の案件を取りたい方は、金融系の記事をたくさん書いてポートフォリオを充実させましょう。
なお、ブログはWordPressで作成することをおすすめします。
WordPressは多くの企業で使用されているソフトなので、WordPressの操作ができれば執筆だけでなく入稿まで巻き取れます。
対応できる仕事の幅が増えればその分単価も上がりますよ。
近年ではWordPressを触れるのが当たり前という風潮になっているので、まだWordPressブログを作っていない方はすぐに作っておきましょう。
WordPressブログの開設方法は、以下の記事で紹介しています。
③ひらすら時間を投下する
文字単価が高い案件を獲得できない場合は、ひたすら時間を投下して収入を増やす方法もあります。
文字単価が同じでも、稼働時間を倍にすれば単純計算で収入は倍になります。
しかし、この方法には落とし穴が。
・体力的にきつく疲弊する
・案件の確保が難しい
1日は24時間しかないので、稼働時間にも上限があります。
稼働時間を増やすには、睡眠時間を削らなければならない場合もあるでしょう。
月20〜30万を稼いだときは文字単価2円ほどでガツガツ作業していましたが、長く続けるのは難しいなと感じていました笑。
また、毎日稼働し続けるだけの案件を確保するのも困難です。
案件を増やすとクライアントとのやり取りも増えるので、執筆以外の時間も増えてしまうことに。
最初のころは稼働時間を増やしてガツガツやることも大切ですが、徐々に自分に合った働き方を探していきましょう。
④継続案件を取る
効率的に収入を増やすには、継続案件を獲得しましょう。
同じクライアントから継続してお仕事をもらえると、営業の時間が減るので、時給単価が上がり、効率的に稼げるようになります。
継続案件をもらうコツはクライアントとの信頼関係を築くことです!
・質の高い記事を納品する
・誤字脱字はしない
・納期には遅れない
・スムーズなやり取りを心がける
文字にすると当たり前のことですが、できていないWebライターもたくさんいます。
始めたばかりの頃の自分もできていませんでした…
「当たり前のことを当たり前にやる」を徹底すれば、自然とクライアントとの信頼関係は築けます。
⑤専門性を武器にする
専門性を武器にすると、文字単価が上がりやすくなります。
専門性の高いWebライターは希少価値が高く、クライアントから高単価で依頼を受けられるからです。
Webライターが書くSEO記事では、以下の4つが重視されます。
・専門性
・経験
・権威性
・信頼性
たとえば、銀行に勤めている方が金融系の記事を書くなど。
ぼくは前職が不動産の営業だったので、その経験や宅建の資格を武器に不動産系の記事を執筆しています。
ちなみに単価が上がりやすいおすすめのジャンルは以下の6つです。
・金融
・不動産
・美容、健康
・医療
・転職
・副業
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください!
⑥単価の低い案件は受けない
収入を伸ばしたいと思ったら、思い切って低単価案件を断るのも大切です。
なぜなら、リソースを意図的に空けなければ新しい案件が入ってこないからです。
不思議なことに既存の案件を手放すと新しい案件が入ってくるんですよね…
とはいえ、すぐに全部を断る必要はありません。
新規の案件を獲得できたら少しずつ入れ替えていくのもおすすめです。
高単価の案件はどうやったら取れるんだい?
案件を探す場所を変えてみましょう!
クラウドワークスやランサーズをメインに使っている方が多いと思いますが、ほかにもたくさんのサービスがあります。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
⑦チームを組む
Webライターのチームを組むことで、以下のようなメリットがあります。
・多くの案件に対応できる
・高単価で受注できる可能性がある
クライアントは忙しいので、できる限り少ないやり取りで、高品質の記事を書けるライターを求めています。
つまり、クライアントからすると数多くのライターに仕事を依頼するよりも、1人のライターに依頼したほうが手間がかかりません。
ライターチームを作り、このようなニーズがあるクライアントに提案することで、高単価の案件を受けられる可能性があります。
しかし、すぐにライターチームを作るのは難しいと考えましょう。理由は2つあります。
・実績がない人のもとにライターは集まらない
・低単価案件ばかりではライターが抜けてしまう
ライターチームを組む場合は、まず自分が実績を作り、高単価で依頼できる状態にする必要があります。
信頼できるライターの確保も重要なので、チームを組みたい人は時間をかけて進めていきましょう。
スキルを身につけて収入アップを目指そう
Webライターはスキルを身につけることで、より高単価の案件を受けられるようになります。
また、クライアントさんと信頼関係を築くことで、継続してお仕事を依頼されるため、時間単価もアップします。
Webライター1本で50〜60万円稼ぐことも十分に可能なので、これからフリーランスを目指したい方や副業収入を得たい方はぜひ挑戦してみてください!