・Webライターにはどんなジャンルがあるの?
・ジャンルは絞ったほうがいいの?
・稼ぎやすいジャンルはあるの?
・ジャンル選びで注意すべきことを知りたい
このような疑問にお答えします。
- 本記事の内容
・Webライターが稼ぎやすいジャンルの特徴
・Webライターが稼ぎやすい6つのジャンル
・Webライターはジャンルを絞るべき?
・自分に合ったジャンルの選び方
・Webライターがジャンルを選ぶ際のポイント
Webライターについて調べるなかで、頭を悩ませるのがジャンル選びですよね。
何か1つのジャンルに特化したほうがいいとは聞くものの、自分には得意なジャンルがないと感じる方や、興味の湧くものがない方も多いでしょう。
Webライターにとってジャンル選びは、今後のライター生活を左右する重要なポイントです。
ジャンル選び1つで、今後の収入が大きく変わることも。
そこでこの記事では、Webライターの稼ぎやすいジャンルやその特徴、ジャンル選びのポイントについて解説します!
特化型ライターと雑記型ライターのメリット・デメリットも紹介するので、自分に合ったものを選べるでしょう。
Webライターとしての方向性を定めて、迷いなく行動したい方はぜひ参考にしてください。
Webライターが稼ぎやすいジャンルの特徴
Webライターが稼ぎやすいジャンルの特徴は、以下の3つです。
・専門性が高い
・事業の収益性が高い
・トレンド性が高い
それぞれについて解説します!
専門性が高い
専門性が高いジャンルは、Webライターの報酬を高く設定しているケースが多いです。
専門性が高い分、書けるライターが少なく、希少価値が高くなるからです。
たとえば、医療や金融などをイメージするとわかりやすいでしょう。
医療や金融は人の生活に関わるジャンルであるため、専門性が求められます。
資格も数多くありますよね。
・医師免許
・歯科医師免許
・看護師
・理学療法士
・証券アナリスト
・証券外務員
・ファイナンシャル・プランナー など
このような資格を持った専門性のあるライターは、高単価で案件を受けやすくなります。
実際にGoogleは、上位表示する記事の評価方法として専門性も重視しています。
- Googleの評価基準(EEAT)
・E:Experience(経験・体験)
・E:Expertise(専門性)
・A:Authoritativeness(権威性)
・T:Trust(信頼性)
Webライターが書くSEO記事は、上位表示されてこそ意味があるので、各クライアントはEEATを満たす専門性のあるライターを求めています。
事業の収益性が高い
Webライターは、携わる案件の収益性によって報酬が異なります。
不動産のように商品1つあたりの単価が高いジャンルは、広告に回せるお金も豊富にあるため、Webライターも稼ぎやすくなります。
でもどんなジャンルの収益性が高いかなんてわからないよ…
そんな時は、アフィリエイトの広告単価を見てみるのがおすすめです!
アフィリエイトとは、成果報酬型広告のこと。
広告をクリックして実際に成約に至った場合に、報酬が支払われます。
アフィリエイト広告を扱っているサイトをASPと呼びます。
ASPでは数多くの広告が掲載されているので、それらの単価を見ればどのジャンルが高単価なのか一目瞭然です。
ASPで「不動産」や「FX」と調べてみると、広告単価の高さに驚きますよ!
メジャーなASPは以下の5つです。
・A8.net
・afb
・もしもアフィリエイト
・バリューコマース
・アクセストレード
ASPでいろんなジャンルを検索して、広告単価の高いジャンルを見極めましょう。
広告単価の高いジャンルに特化することで、Webライターとしても稼ぎやすくなります。
トレンド性が高い
トレンド性が高いジャンルも、広告費やWebライターへの報酬を高く設定しているケースが多いです。
理由は以下の通りです。
・注目とお金が集まっているから
・短期間でさらに認知度を高めたいから
トレンドのあるジャンルは、良くも悪くも多くの注目を集めます。
近年の事例で言うと「仮想通貨ジャンル」です。
仮想通貨は近年の大きなトレンドとなっており、世界中の注目が集まっています。
多くの企業も参入しているため、さまざまなサービスが生まれ、その分Webライターの仕事も豊富に。
しかし、トレンドはいつまで続くかわかりません。
場合によっては、高単価の案件が途切れることもあるでしょう。
実際に知り合いのWebライターでも、仮想通貨が大幅に下落した影響で案件が少なくなったという話を聞いたことがあります。
トレンド性が高いジャンルは稼ぎやすい傾向にありますが、継続性という点では未知数です。
ほかのジャンルも平行して取り組むなど、リスクヘッジも重要ですね。
Webライターが稼ぎやすい6つのジャンル
Webライターが稼ぎやすいジャンルの特徴がわかったところで、ここからは具体的なジャンルを紹介します。
Webライターが稼ぎやすいジャンルは、大きく分けて6つあります。
・金融
・不動産
・美容、健康
・医療
・転職
・副業
それぞれについて解説します!
金融
金融ジャンルでは、以下のようなテーマで記事を執筆します。
・投資
・保険
・相続
・仮想通貨、NFT
・クレジットカード など
金融案件は成約に結びついた時の単価が高く、その分ライターの単価も高い傾向に。
専門性を求められる記事が多いので、ファイナンシャルプランナーや証券アナリストなどの有資格者は重宝されます。
もちろん専門資格がなくとも、実務経験や投資経験がある方は積極的に挑戦してみましょう。
ぼくは特別な資格がなくとも、過去の投資経験などをアピールした結果FXや仮想通貨系の案件を獲得できました。
不動産
不動産売買や投資、リフォームなどは、まとまったお金が動くので、ライターの単価も高く設定されています。
宅地建物取引士の資格を持っている方や、不動産会社で実務経験がある方などが優遇されます。
実際にぼくは元不動産営業マンだったので、その経験を活かして不動産ライターとして活動しています。
実績が溜まるほど、新規の営業で受注できる確率が上がるので、何か1つに特化するのがおすすめですね。
美容・健康
美容ジャンルは近年注目されているジャンルです。
矢野経済研究所の調査によると、2021年の理美容サロン市場規模は、前年3.9%増の2兆470億円に達しました。
コロナ禍でも美容系の市場は拡大しており、その分ライターの報酬も高く設定されています。
特別な資格がなくても脱毛やクリニック美容など、自分の経験をもとに書ける案件もあるため、自分に合った案件を探してみましょう。
ただし薬機法に基づいた記事が必要になる場合があるので、勉強も必要です。
また、ダイエット食品やサプリメント、トレーニングジムなどの健康ジャンルも根強い需要があります。
初心者の方でも取り組みやすい案件も多いので、ぜひチャレンジしてみましょう。
医療
医療系の記事は、専門性のある医療機関や医師の書いたものが上位表示されるように優遇されています。
医療系の情報は人の命に関わるので、専門的で正しい情報が求められているからです。
有資格者でなければ執筆が難しいため、医療従事者や元医療従事者は、ぜひチャレンジしたいところですね。
逆にいえば、医療関係の職に就いたことがない人は、あえて医療系を狙う必要はないでしょう。
転職
転職エージェントサイトは、仲介料が高単価であるため、ライターの報酬も高く設定されています。
1人転職すると転職者の年収の30〜35%ほどの金額がエージェントに対して支払われます。
専門資格がなくとも始められるため、高単価案件を狙いたい方は挑戦してみましょう。
また、人事経験や転職経験がある方にもおすすめです。
副業
副業は現在のトレンドでもあるため、Webライターとしても稼ぎやすい傾向にあります。
2018年にモデル就業規則が改定されたことをきっかけに、多くの企業で副業が解禁されました。
将来の年金問題に加え、現在の円安、インフレなどの影響で「個人の力で稼ぐ」ことに注目が集まっています。
このような背景があり、エンジニアや動画編集のスクールなどが数多く誕生しました。
スクール系は単価が高いこともあり、Webライターの報酬も高く設定されていることが多いです。
個人の力で稼ぐことは今後さらに重要視されるので、副業ジャンルは安定した需要が見込まれるでしょう。
Webライターはジャンルを絞るべき?
Webライターのキャリアを考えるうえで、稼ぎやすいジャンルに特化したほうがいいのか疑問に感じている方も多いでしょう。
Webライターのキャリアはさまざまで、1つのジャンルに特化している人もいれば、複数ジャンルを扱う人もいます。
そこでここからは、特化型ライターと雑記型ライターそれぞれのメリット・デメリットを解説します!
特化型ライターのメリット・デメリット
稼ぎやすいジャンルに特化するメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- メリット
・専門性が身につく
・ノウハウが蓄積される
・時給単価が高くなる
・文字単価が上がりやすい
- デメリット
・専門性が高く難易度が高い
・そのジャンル以外のノウハウが貯まらない
稼ぎやすいジャンルに特化することで、そのジャンルの専門性が身につきます。
未経験からのスタートでも、たくさんの記事を書くことで自然と詳しくなるでしょう。
しかし、最初のころは調べることが多く執筆時間がかかるため、簡単には稼げません。
徐々にノウハウが蓄積されると、リサーチ時間が短くなり時給単価が上がります。
また、特化することで同ジャンルの案件の受注率が上がることに加え、文字単価も高くなりやすいのが特徴です。
ぼくも不動産に特化したことで、文字単価5円程度の案件を継続して受注できています。
ただ、ほかのジャンルのノウハウは貯まらないので、安定した需要が見込まれるものに特化するのがおすすめです。
雑記型ライターのメリット・デメリット
ジャンルを絞らない雑記型ライターのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
- メリット
・飽きない
・さまざまな知識が身につく
・制作会社や編プロのクライアントに重宝される
・ディレクターとして活動しやすい
- デメリット
・単価が上がりにくい
・執筆スピードが上がらない
・記名記事を獲得しにくい
雑記型ライターはさまざまなジャンルに取り組むので、常に新鮮な気持ちで仕事ができます。
特化型ライターは類似したキーワードの記事を書くことも多いので、正直飽きてしまうことも。
また、制作会社や編プロなどのクライアントから重宝される傾向にあります。
このようなクライアントは、さまざまな案件を取り扱っているため、なるべく多くの記事を担当してもらえるライターがいると助かるからです。
雑記型ライターとしての経験は、ディレクターとしても役立つでしょう。
一方、特化型ライターと違い知識がストックされないので、なかなかリサーチの時間を短縮できません。
資格などの専門性がない場合は、記名記事の獲得も難しいでしょう。
記名記事はWebライターとして大きな実績になるので、獲得できることが望ましいです。
しかし、特化型ライターと比べると難しいのが現実です。
自分に合ったジャンルの選び方
ここまでの内容で、自分はどんなジャンルに取り組むべきか迷っている方も多いでしょう。
「自分が好きなジャンル=稼ぎやすいジャンル」であれば一番良いのですが、なかなかそういう訳にもいきませんよね。
そこで、ここからは自分に合ったジャンルを選ぶ方法を紹介します。
具体的な方法は以下の3つです。
・稼ぎやすいジャンルに一点集中する
・自分が得意なものから選ぶ
・自分の好きなもの・興味があるものから選ぶ
Webライターに取り組む目的なども踏まえて、自分に合ったジャンルを選んでみましょう。
稼ぎやすいジャンルに一点集中する
Webライターに取り組む目的が、収入の大幅アップや独立であれば、稼ぎやすいジャンルに一点集中するのがおすすめです。
月々数万円程度の収入を目指すのであれば、自分の好きなジャンルに取り組むのも問題ありません。
しかし、収入の大幅アップや独立を目指すのであれば、稼ぐことが第一です。
Webライターを始めたものの、なかなか稼げない状態が続くと挫折してしまうことも。
興味のないジャンルに取り組むのは乗り気じゃない方もいるかもしれませんが、稼げるようになれば好きになるという考え方もあります。
稼ぐことに重きを置くのであれば、稼ぎやすいジャンルに取り組んでみましょう。
自分が得意なものから選ぶ
自分が得意なジャンルを選ぶことで、より専門的な記事を書けます。
たとえば、本業に関連するジャンルを選べば、Googleから評価される基準であるEEATを満たせるでしょう。
ぼくも前職の不動産営業の経験をもとに、不動産ジャンルに特化しています。
クライアントは、より専門的な記事が書けるライターを求めています。
実務経験があるジャンルなど、自分の得意分野に目を向けてみましょう。
自分の好きなもの・興味があるものから選ぶ
趣味のように、自分の好きなものや興味があるものから選ぶのも1つの方法です。
たとえば、アウトドアグッズの紹介やコーヒー豆の紹介など。
自分の好きなものや興味のあるものから選べば、ライターとしての活動も楽しく継続できるでしょう。
しかし、それらのジャンルが低単価な可能性もあります。
実績を積むことで単価が上がる場合もありますが、正直なところ稼ぎやすいジャンルよりも稼ぐのは難しいでしょう。
Webライターとしていくら稼ぎたいのか、なども踏まえてジャンルを選びましょう。
Webライターがジャンルを選ぶ際のポイント
ジャンル選びは、Webライターに取り組む目的や自分の好みをもとに選ぶのがおすすめと解説しました。
しかし、それだけでは不十分であるため、以下のようなポイントも意識しましょう。
・今後のキャリアをイメージする
・悩みすぎない
・いまのスキルだけで決めない
それぞれについて解説します。
今後のキャリアをイメージする
ジャンルを選ぶ際には、Webライターとしてどのようなキャリアを歩みたいのかをイメージしましょう。
・稼ぎやすいジャンルに特化して高単価ライターになる
・さまざまなジャンルに挑戦してディレクターになる
・SEOライターだけでなくインタビューライターなどにも挑戦する
このように自分のキャリアをイメージすることで、自ずと選ぶべきジャンルが明確になります。
ジャンル選びで迷っている方は、将来のキャリアから逆算してみましょう。
悩みすぎない
ジャンル選びは重要と解説しましたが、悩み過ぎて最初の一歩を踏み出せないのは本末転倒です。
悩んだ結果金融系の特化ライターになろうとしても、金融系の記事執筆が自分に合わない可能性もあります。
そうなった場合、悩んだ時間がもったいないので、まずは行動してみるのがおすすめです。
路線変更は途中でもできるので、まずはさまざま案件に挑戦してみて、自分に合ったものを探してみましょう。
いまのスキルだけで決めない
ジャンルを選ぶときに、いまのスキルだけで決めると選択肢が狭くなってしまいます。
・金融の知識がないから金融系はできない
・副業の実績がないから副業系はできない
・キャンプは好きだけどそこまで詳しくない
現在のスキルだけでWebライターとして活躍できる人はいません。
多くの方が文章術やジャンルの専門的な知識を、後天的に身につけています。
何かスキルを身につけてからライターをやるのではなく、ライターをやりながらスキルを身につけましょう。
「いまはまだできないけど、これからできるようにする」と、考えればジャンル選びの選択肢も広がります。
まずはやってみて様子を見よう
Webライターの稼ぎやすいジャンルの特徴は、以下の3つです。
・専門性が高い
・事業の収益性が高い
・トレンド性が高い
ここから具体的なジャンルを挙げると、以下のようなものがあります。
・金融
・不動産
・美容、健康
・医療
・転職
・副業
Webライターとして稼ぐには、稼ぎやすいジャンルに特化するのがおすすめですが、人それぞれ向き不向きがあります。
もしも稼ぎやすいジャンルが合わない場合は、自分の得意なジャンルや興味があるジャンルを選ぶのもおすすめです。
途中でジャンルを変えることもできるので、悩みすぎずにさまざまな案件に挑戦して、自分に合ったものを探してみましょう。